19日目 津川〜安田〜月岡〜新発田 秘境から詩郷へ

タカシのアバター
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時間の都合で昨日行けなかった場所。狐の嫁入り屋敷。今日6/22の旅はここから始まる。といっても、宿からすでに8kmほど走ってきているのだが。

「狐の嫁入り」とは、晴れた日に突然雨が降る現象のことを指す。また、夜に見える怪火(狐火)が提灯のように並ぶ現象も「狐の嫁入り」と呼ばれる。この伝承は、古典や伝説、神事などで広く取り上げられ、狐が人間の世界に干渉する話として語り継がれている。

例のトンネル(ここまでの旅で最長の2,666m)をくぐり抜け、新潟の酪農発祥の地、安田へ。

安田といえばここに寄らないわけには行かないだろう。だしの風食堂だ。

「だしの風」とは、山から平野へ吹き下りる風のこと。 船を沖に向かって送り出すのに都合のよい風であり、「だしかぜ」や単に「だし」とも呼ばれる。

さて、ここで「冷やし鰆ラーメン」。鰆(さわら)出汁のラーメンというのは、ここでしか見たことがない。しかも、冷たい。繊細な鰆の味わいが冷たいスープと組み合わさり、一層爽やかで満足度の高い一杯だ。

瓦テラスを経て国道290で月岡へ向かう。

ちょうどそのとき、安田にいるから応援に向かうと知人から連絡があり。

彼らは、この旅の下見なども手伝ってくれた影の立役者だ。そして嬉しいことに、旅中はいちファンとして楽しんでくれているという。

彼らは登山部兼麺活部の仲間でもある。しかも、これも何かの因果か、登山帰りに寄る定番のケーキ屋さんのすぐ近くで彼らと遭遇。そこで定番のソフトクリームを食べながら旅の中間報告会。

さて、月岡に到着。ここでは結城堂のみそ団子と足湯で疲れを癒す。

残すは新発田まであと10km。いよいよ体力も限界が近い。

新発田で予定していたのはこちらの「蕗谷虹児記念館」。新潟出身の作家・詩人で、詩画「花嫁人形」の作者でもある。

蕗谷虹児記念館

「金らんどんすの帯しめながら花嫁御寮はなぜ泣くのだろ」の詩は、誰しも目にしたことがあるのではないだろうか。

夜はどうしても食べたいものがある。カツ丼だ。

皆さんは知っているだろうか。人間、肉を食わないとパワーが出ないのだ、ということを。

僕が定期的にハンバーグやらカツカレーやらを食べている理由はそれである。というわけで、新発田駅付近でカツ丼のお店を探すも、貸切中だったりやっていなかったりでなかなか見つからない。

歩き回ること数十分。ようやくこちらの中華店にてカツ丼にありつく。1カツごとに底をつきかけたHPがぐんぐん回復していく。気がする。

宿で明日の村上に備える。しかし明日は雨天。心して挑みたい。