7日目その2 湯沢〜南魚沼 ハイラルの地を駆け抜ける

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湯沢町。恥ずかしい話、僕はこの地方、湯沢〜南魚沼にほとんど足を踏み入れたことがない。それくらい、新潟県民としては「もぐり」なのだ。直近、下見で一度車で来たが、そのときは道のどこを曲がるとか自転車で通れるかとかそんなことばかり考えていて、正直「南魚沼に来た」という意識はほぼなかった。

僕は旅行をする方でもなければ、ウインタースポーツもしない。新潟市からラーメンを食べに来るにはさすがに遠い。しかし、その新潟市からラーメンを食べに来た。それも自転車で。それも、めっちゃ遠回りして。

スタートから7日目の6/10。清津峡の峠から下ってきた場所は、まったくの別世界だった。スキーリフト、リゾートホテル、カラフルなペンション。田園風景と伝統的な農村景観、アートが融合した静かな雰囲気の十日町とは文化がまったく異なる。距離で言えばほんの十数kmだというのに。

ゼルダの伝説ブレス・オブ・ザ・ワイルドでいうと、始まりの台地を飛び出してカカリコ村を発見した時のような感動だ。僕は今でも、このブレス・オブ・ザ・ワイルドを記憶を消してもう一度やりたいと願っているが、ある意味それに匹敵する体験を、僕はここ新潟でしてしまったのだ。

湯沢に来たらラーメン屋は決めていた。越後維新というつけ麺屋。ずっと気になってはいたが、当然初だ。

初めての店に来たら、たいていの場合とある法則に従うようにしている。そう。左上の法則だ。券売機のいちばん左上には、その店のもっとも定番のメニューが設置されていることが多い。

その左上の法則を発動し「つけとん」を注文。

もちもちした食感が特徴的な麺。無限食いできそうなほどにどごしもよい。中盛り、大盛り無料だが今回は並で。締めはお出汁をスープに追加しもう一度味わう。

南魚沼方面へ戻る。道の駅南魚沼。下見のときに寄った道の駅だ。ここで僕は、一緒に下見に来てくれた知人たちにある宣言をしていた。

絶対にここに自転車で来たい。来たらこの(道の駅 南魚沼と書いてある)看板の前で自転車と一緒に撮影するのだ、と。

ついにその時が来たのだ。早速看板の前に自転車を置き、写真を撮る。

このときはまだ気づいてはいなかった。すっかり自分が入るのを忘れていることを。そういうとこだぞ、と今日も自分に言ってやりたい。

さらに北上し、魚沼の里へ。ここも必ず寄ると決めていた場所のひとつ。もちろん初訪問だ。

しかし、到着したときにはほぼHPが尽きていた。なんせ清津峡を越えて来ているのだ。もう随分前のことのようだが、つい今朝の話だ。最低限のやってる感を出す写真を撮影するのが精一杯だった。

浦佐駅近辺に宿泊。フォロワーさんにお薦めしてもらった児玉屋へ。

ビーフカツカレーでガッツリエネルギー補給。ヒレカツもさることながら、とろけるようなビーフがゴロゴロ入っていて衝撃を受ける。

1日で十日町〜湯沢〜南魚沼と一気に駆け抜けた。もうちょっとゆっくりしたい思いと、早く次の町へ行ってみたいというはやる気持ちが交錯する。

ゼルダで言うとハテノ村からゾーラの里あたりだろうか。ワクワクが止まらない。